愛国短歌 国を愛する気持ちを短歌にこめて

ふるさと日本を大切に思う気持ちを表現したい。短歌は心のままを歌うもの。だから言葉を飾らず素直な気持ちで歌います。

今年のお題は 人 歌会始

数日前でしたが、今年の歌会始がありましたね。 お題は 「人」皇室の方々の歌を載せます。 天皇陛下 戦ひにあまたの人の失せしとふ 島緑にて海に横たふ 皇后陛下 夕茜(ゆふあかね)に入りゆく一機若き日の 吾(あ)がごとく行く旅人やある 皇太子さま スペ…

雄略天皇へ贈る短歌 赤猪子かわいそうだよ

昨日、寺子屋塾 という 教育勅語や古事記を教えていただける塾を受講しました。 寺子屋モデル | 徳育、教育再生、偉人伝講座 4回目の受講ですが、難しい教育勅語を先生が楽しそうに面白おかしく 講義されると、本当にわかりやすい。 血液を持った知識になり…

ゆめさめて わが世を思ふ あかつき 長なきどりの声をぞ きこゆる

昭和7年 御年32歳 暁鶏声 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 私、昨夜 今年これから治安が悪くなることを予想して・・・どう対策をとろうかと考…

たちなほれる この建物に外つ国の まれびとを迎へむ 時はきにけり

昭和49年 迎賓館 迎賓館 - Wikipedia 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る うれしいとか 思うとか 感情は入れていませんが 感無量 を感じます。 そ…

ひと年の まことこめたる たなつもの 捧ぐる田子にあふぞ うれしき

もう1首あります 新米(にひよね)を神にささぐる今日の日に 深くもおもふ 田子のいたつき 昭和29年 新穀 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 田…

遠つおやのいつき給へる かずかずの 正倉院のたからを見たり

正倉院 昭和54年 御年79才 正倉院の宝ー私は地方都市在住なので、一度だけ地元の美術館の特別イベントで一部、正倉院の宝物を見たことがあります。 宝物の細工が細かく美しく、手間ひまが今と比較できず、なんだか感動しました。 価値が高いものなんだろうけ…

あいらしき はるとらのをは 咲きにほふ 春ふかみたる 山峡(やまかひ)ゆけば

もう1首あります 藤いろの やま瑠璃草は 山峡も 岨路(そばじ)に群れて いま咲きさかる 雲仙岳 薊(あざみ)谷2首 昭和36年、御年61才 寒いので、春を感じる御製を選んでみました。 雲仙岳の噴火が平成2年なので、このときはまだ雲仙はきれいな形だったと…

喜びも 悲しみも皆国民と ともに過(すぐ)しきぬ この五十年を

在位五十年 昭和51年 こういう御製を見ると、国民と共に生きる陛下を誇りに思います。 50年の記念 金婚式とか でしょうか、身近な例で言えば。 そのときに、みなとともに とか家族へありがとう とかそういう気持ちになれるかどうか。日頃からそういう気持ち…

人々とうゑし苗木よ 年とともに 山をよろひて さかえゆかなむ

兵庫県植樹祭 昭和29年 御年54才 全国植樹祭の御製です。 これは背景を読み解くと、御製がすごーく、深いものになりました。 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含…

霜ふりて 月の光も 寒き夜は いぶせき家にすむ人をおもふ

昭和22年 戦災者 未帰還者を思って 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る もう一句あります 平成23年 初頭 風さむき 霜夜の月を見てぞ思ふ かへらぬ…

神武天皇へ みつみつし 久米の子等が

みつみつし 久米の子等が 粟生(あはふ)には 臭韮(かみら)一本(ひともと) そねが本(もと) そね芽繋ぎて 撃ちてし止まむ (久米部の者たちの粟畑には 臭いニラが一本生えている。それの根から芽まで繋いで抜き取ってしまうように、(敵を一繋ぎにして…

わが庭の 宮居に祭る 神々に 世の平らぎを いのる朝々

昭和50年 歌会始 「祭り」 御年75才 朝々という表現が、奥ゆかしい感じがします。 毎日としていないところが。 毎朝、陛下は祈っていらっしゃるのですね。 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 …

いくたびか 禍をうけたる大仏も たちなほりたり 皆のさちとなれ

昭和56年 大仏殿 前年大仏の昭和の大修理が行われた 奈良 東大寺大仏 といえば聖徳天皇です。きっと陛下と聖徳天皇は心で 短歌で つながっているのでしょうね。 最後の 皆のさちとなれって・・・かっこいい・・・ 陛下の御製で かっこいいと感じたのは初めて…

ほととぎす ゆふべききつつ この島に いにしへ思へば胸せまりくる

佐渡の宿 昭和39年 御年64才 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 昨日に続いて、私の反省シリーズです。 この御製は佐渡に流された 順徳上皇を思…

水底に沈みたまひし遠つ祖(おや)をかなしとぞおもふ書見るたびに

昭和33年 赤間神宮ならびに安徳天皇陵に詣でて 昨年 秋篠宮家の佳子さまが、山口県下関市の赤間神宮に 初めてお一人での公務で参拝されました。 www.sankei.com ニュースを見て本当、かわいらしい方だなあ、と思いました。 昭和天皇の御製にもあったので、み…

あめつちの神にぞいのる朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を

昭和8年 御年33才 おだやかで、君が代 と同じような雰囲気ですよね。 君が代が 短歌だと教えてもらってから、国家が短歌だなんて風流な日本だなーと思っていました。 陛下が平和を願う歌は、本当に多いです。 そこで返歌です 君が代の やすらけきこと 願う民…

愛国短歌 共産党 開会式に初参加 

共産党が国会の開会式に初めて出席したとのこと。 togetter.com 知りませんでした、いままで出席してなかったなんて。 こんな国会議員、日本に要りません。 共産党は、日本が悪い、天皇が悪い、中国共産党サイコーと、叫ぶ。 日本が悪いから戦争を中国から仕…

わが庭の そぞろありきも 楽しからず わざわひ多き 今の世を思へば

よろしくない感情の御製です 昭和57年 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今までの歌と違う気がします。 楽しい=快楽で陛下が生きていないと思…

おまけ 昭和天皇は香淳皇后について歌っていないのか?

今日はおまけです。 昭和天皇の御製本を読み進めています。 その中で 御先祖の歌→ある ご親族の歌→ある、子供や弟 孫 ありますが 最も近い香淳皇后についての御製が見つからないのです。 これはちょっと探してみたい。

樺太に 命をすてし たをやめの こころを 思へば むねせまりくる

稚内公園 昭和43年 208ページより 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 皇后陛下の歌もあります 樺太に つゆと消えたる 乙女等の みたまやすかれと…

愛国短歌 売国奴への短歌 国を売る 国会議員

北朝鮮核実験について衆議院で反対した売国議員がいます。 日本の核開発はだめだと叫び、北朝鮮にはなにもいわないって・・・北朝鮮の工作員と思われてもしょうがないですね。 北朝鮮による四度目の核実験に対する抗議決議案 北朝鮮による四度目の核実験に対…

久しくも 身ざりし 相撲ひとびとと 手をたたきつつ 見るがたのしさ

昭和30年 御年55歳 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 前回 一人庭歩き 世のわざわいで楽しくない・・・ という歌だったので 今回はその27年前で…

ふる雪に こころきよめて 安らけき 世をこそいのれ 神のひろまへ

昭和6年 御年31才 社頭雪 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今日は寒いです。雪は降っていませんが、皆様のところはいかがでしょうか。 折にふ…

たからかに 鶏のなく声ききにつつ 豊受の宮を 今日しをろがむ

鶏=とり 豊受=豊受大神宮(伊勢神宮外宮)に奉祀される(ウィキペディアより) 昭和50年アメリカ訪問帰国後の御製です。 天皇陛下が日本史上初めて外国に行かれた欧州・アメリカです。 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メー…

コンピュータ 入れて布地を織りなせる すすみたるわざに 心ひかるる

長野県繊維工業試験場にて 10月15日 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る これは昭和53年なのでしょうか。 昨日のブログで機織の乙女(昭和22年)…

浅間おろし つよき麓にかへりきて いそしむ 田人 たふとくもあるか

昭和22年 長野県大日向村 ご巡幸 この歌の奥には悲しい民の歴史があります。鳥肌がたちました。 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 本より引用し…

外国に あきなふために 糸をとり またはたおりて はげめとぞ思ふ

昭和22年 折にふれて 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 戦後2年目の歌です。敗戦後、ご巡幸が昭和21年から始まっているので 巡幸の際に見た風…

傷痍軍人のうへを思ひて 国守ると 身をきずつけし人びとの うへをしおもふ 朝に夕に

傷痍軍人のうへを思ひて 2首 国守ると 身をきずつけし人びとの うへをしおもふ 朝に夕に 年あまた へにけるけふも 国のため 手きずおひたる ますらをを思ふ 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発売日: 1995/10…

国のために祈る 孝明天皇も

今日は変則的に他の天皇の御製を紹介します。 孝明天皇(1831-1866年)幕末 朝夕に 民安かれと 思ふ身の 心にかかる 異国とつくにの船 おなじく孝明天皇 澄ましえぬ 水に我身は 沈むとも 濁しはせじな 四方よもの民草 最後に 昭和天皇です 昭和50年 わが庭の…

昭和天皇へ歌を贈ろう 今日は崩御された日です

御絶詠です 昭和63年 那須にて 2句あります 秋立ちて 木々の梢に涼しくも ひぐらしのなく 那須のゆふぐれ あかげらの叩く音するあさまだき 音たえてさびしうつりしならむ 昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯 作者: 鈴木正男 出版社/メーカー: 展転社 発…