愛国短歌 国を愛する気持ちを短歌にこめて

ふるさと日本を大切に思う気持ちを表現したい。短歌は心のままを歌うもの。だから言葉を飾らず素直な気持ちで歌います。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ひさかたの 空はへだてもなかりけり つちなる国は さかひあれども

天 明治39年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 なんだか切ない歌ですね。 日露戦争あとにこのような御製を詠まれる心が、 清らかというかなんというか・・・・。 たくさんの日本人が殺された戦争。 ロシア人を殺してもいますが、 どちらにとって…

世に広く しらるるままに 人みなの つつしむべきは おのが身にして

明治38年 をりにふれて 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 この御製は・・・自制でしょうか。 教育勅語にある 天皇陛下がこれを詠まれる というのがすごいですよね・・・。 久しぶりに返歌します。 おのが身の 生きる道こそ 国のため 花開く すみ…

手綱にも まかせぬものは 勇みたつ 人の心の あらごまにして

をりにふれて 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 明治天皇は馬がお好きだったとのこと。 夏の猛暑に馬もぐったりしているよ~という御製もありました。 人の心が 制御できないほど 勇み立っている 暴れ馬のように。 この年は 日露の講和…

おのづから 仇のこころも磨くまで 誠の道をふめや国民

をりにふれて 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 難しい・・・仇を憎むのではなく仇の心を磨くって・・? 実例がありました。 乃木稀輔将軍です。 逸話がたくさんありますが、どれもこれも明治天皇の御製を実践したものではないでしょう…

末つひにならざらめやは 国のため 民のためにと わがおもふこと

述懐 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 解釈が難しかったので、調べました。 ついになる=国の未来 民の未来 で陛下が 祈っておられることが 必ず叶う。願望成就。 ただ、歌のタイトルが 成就 ではなく 述懐になっている。述懐=思いを…

むらぎもの 心のうちに 思ふこと いひおほせたる 時ぞうれしき

歌 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 うれしい気持ち。明治天皇は、すごーく素直に短歌に感情を表しています。 昭和天皇に比較すると、明治天皇のほうが感情表現が豊か。 むらぎもの=心 にかかる枕詞、とのこと。 枕詞って奥ゆかしい…

戦いの いとまある日は もののふも 言葉の花をつむとこそきけ

歌 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 言葉の花 とは、また美しい単語です。 日露戦争の最中ですが、兵士達も殺戮の中、言葉の花を つめよ~ ということでしょうか。 不思議な歌です。戦え、がんばれ、ではなく、花。 心を磨けというこ…