神武天皇へ みつみつし 久米の子等が
みつみつし 久米の子等が 粟生(あはふ)には 臭韮(かみら)一本(ひともと)
そねが本(もと) そね芽繋ぎて 撃ちてし止まむ
(久米部の者たちの粟畑には 臭いニラが一本生えている。それの根から芽まで繋いで抜き取ってしまうように、(敵を一繋ぎにして)撃ってしまうぞ)
- 美都美都斯 久米能古良賀 阿波布爾波 賀美良比登母登 曾泥賀母登 曾泥米都那藝弖 宇知弖志夜麻牟 -- 『古事記』
天皇陛下の初代の御先祖 神武天皇の御製です。前々回 昭和天皇のかっこいい 大仏の御製に驚いたので、かっこよさそうな神武天皇の御製をさがしてみました。
この本によると、神武天皇の歌は7首残っているとのこと。
ネットで検索。こちらから転載しました
勇ましい!雅だけれどもかっこいい・・・。しかし くさねぎって ここ笑ってもいいですか?ちょっと短歌の認識が変わりました。
これから敵を討ち取りに行く、兵士を鼓舞するための歌です。かっこいい。
しかし敵が臭いねぎ!?比喩がすごすぎる。
笑うのはNG?とにかく面白い歌です。昔のねぎと今のねぎに認識の違いがあるのでしょうか?こんな歌もあるんですね。
あと、神武天皇は、ねぎ抜きしたことがあるんでしょうね。
私は無いです。いもほりよりも一気に抜けそうです、ねぎは。
あと、「みつみつし」には威勢がよいという意味があるようです。
と、いうことは勇ましい久米のものにとっては くっさいねぎを 引っこ抜いてしまうことは簡単だぞ、という意味もこめているのでしょうか?
そこで返歌です。初代 神武天皇へ。ちょっとどきどきします。
みつみつし すめらみことの ますらをの
猛々しさま 頼もしきかな
なんだか、想像できました。つながりました。