愛国短歌 国を愛する気持ちを短歌にこめて

ふるさと日本を大切に思う気持ちを表現したい。短歌は心のままを歌うもの。だから言葉を飾らず素直な気持ちで歌います。

応神天皇~枯野を

からの 枯野を 鹽しほに焼き 其しが余り 琴に造り 掻かき弾ひくや 由良ゆらの門との 門中となかの 海石いくりに 触れ立つ なづの木の さやさや 古事記中巻 31年、官船「枯野」が朽ちたが、その功を後世に伝えるために、これを薪とし 塩をやかしめられた際(…

神風の 伊勢の海の  ~神武天皇

おお。 神風 を、神武天皇の御製に見つけました。 神風の 伊勢の海の 大石にや い這い廻る 細螺(シタダミ)の 細螺の 吾子(アゴ)よ 吾子よ 細螺のい這い廻り 撃ちして止まむ 撃ちして止まむ またしても、食べ物=貝です。 kotobank.jp これは、神武天皇も…

大正天皇御製 いそしむ民のあれば・・・

大正天皇の御製を見つけました。 漢詩を好まれていた・・・と思っていたので、見つけられて嬉しいです。 そして、素敵な御製です。 年どしに わが日の本のさかゆくも いそしむ民の あればなりけり 大正5年 歌会始 寄国祝 「歴代御製と御聖徳」 日本文化研究…

神のめぐみ 仏のおしへ

すごい御製を見つけました。 神仏のことを、もりこんだ御製です。 神のめぐみ 仏のおしへ ふたつ無く ただこの国は この道ぞかし 後西(ごさい)天皇 寄国祝 貞享元年12月27日 歴代御製集 謹呈版 昭和16年謹呈再版発行 国民精神文化研究所より 初版が昭和13…

ゆづりあひてしずは通へる

明日は、文化の日。11月3日です。 明治天皇のお誕生日でした・・・。 私は、祝日の意味を知らなすぎると反省しました。 GHQの洗脳工作により、日本の祝日が「日本を愛する」意味から、 なんだかよくわからない 「なんとかの日」になってしまっていたこと…

百人一首より 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は 露に濡れつつ

天智天皇 この本を読んで、1首目から胸をつきあげるような感動を覚えました。 ねずさんの日本の心で読み解く「百人一首」: 千年の時を超えて明かされる真実 作者: 小名木善行 出版社/メーカー: 彩雲出版 発売日: 2015/04/21 メディア: 単行本 この商品を含…

あらし吹く 世にも動くな人ごころ いはほに根ざす松のごとくに

明治41年 巌上松 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 わかりやすい御製です。 動揺しやすい私への格言にもなります。 巌 は山にある いわお と見ていいのかな・・・? 日本アルプスの山にのぼったとき、地をはうように松が生えていました。 山頂付…

日の丸グッズが美しい

日の丸を部屋に飾ると、邪気払いになるようです。 先日、よいお店を見つけたので、日の丸を購入しました。 年中 部屋に日の丸を飾っています。 お店は、まだ実店舗はないみたい。 sannomiya.kn.shopserve.jp ある講演会の受付に出店で出展していました。 日…

むちうたば 紅葉の枝にふれぬべし 駒をひかへむ 岡ごえの道

// 馬上紅葉 明治41年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 駒 「こま」って風情のある単語ですよね。 「馬」よりも親しみを感じます。 そして、馬上紅葉。美しいですね。 紅葉を散らしてしまわないように、乗馬を控えるよ。ということでしょうか。…

いとまあらば ふみわけて見よ 千早ぶる 神代ながらの敷島の道

道 明治40年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 これはまた 陛下以外の人にはなかなか歌えない御製だと思います。 日本の歴史や文化、国民、国体、いろんな要素を知っていないと歌えないのではないかと思います。 ただ、 「いとま」は時間があれ…

なりはひを たのしむ民の よろこびは やがてもおのが よろこびにして

祝言 明治42年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 民の喜び イコール 私の喜び。 仁徳天皇の かまどの煙が少ないから 3年間無税にした お話とも似た、 「民の幸せ」が「私の幸せ」と感じてくださっているような、御製です。 だから私も陛下の幸せ…

ひさかたの 空はへだてもなかりけり つちなる国は さかひあれども

天 明治39年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 なんだか切ない歌ですね。 日露戦争あとにこのような御製を詠まれる心が、 清らかというかなんというか・・・・。 たくさんの日本人が殺された戦争。 ロシア人を殺してもいますが、 どちらにとって…

世に広く しらるるままに 人みなの つつしむべきは おのが身にして

明治38年 をりにふれて 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 この御製は・・・自制でしょうか。 教育勅語にある 天皇陛下がこれを詠まれる というのがすごいですよね・・・。 久しぶりに返歌します。 おのが身の 生きる道こそ 国のため 花開く すみ…

手綱にも まかせぬものは 勇みたつ 人の心の あらごまにして

をりにふれて 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 明治天皇は馬がお好きだったとのこと。 夏の猛暑に馬もぐったりしているよ~という御製もありました。 人の心が 制御できないほど 勇み立っている 暴れ馬のように。 この年は 日露の講和…

おのづから 仇のこころも磨くまで 誠の道をふめや国民

をりにふれて 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 難しい・・・仇を憎むのではなく仇の心を磨くって・・? 実例がありました。 乃木稀輔将軍です。 逸話がたくさんありますが、どれもこれも明治天皇の御製を実践したものではないでしょう…

末つひにならざらめやは 国のため 民のためにと わがおもふこと

述懐 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 解釈が難しかったので、調べました。 ついになる=国の未来 民の未来 で陛下が 祈っておられることが 必ず叶う。願望成就。 ただ、歌のタイトルが 成就 ではなく 述懐になっている。述懐=思いを…

むらぎもの 心のうちに 思ふこと いひおほせたる 時ぞうれしき

歌 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 うれしい気持ち。明治天皇は、すごーく素直に短歌に感情を表しています。 昭和天皇に比較すると、明治天皇のほうが感情表現が豊か。 むらぎもの=心 にかかる枕詞、とのこと。 枕詞って奥ゆかしい…

戦いの いとまある日は もののふも 言葉の花をつむとこそきけ

歌 明治38年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 言葉の花 とは、また美しい単語です。 日露戦争の最中ですが、兵士達も殺戮の中、言葉の花を つめよ~ ということでしょうか。 不思議な歌です。戦え、がんばれ、ではなく、花。 心を磨けというこ…

すすむべき 時をはかりて進まずば 危き道に いりもこそすれ

折にふれて 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 日露戦争の年によんだ御製なので、 外国との戦争についてではないかと思います。 いま戦わなければ、もっと危ない(国が)状態になる・・ということでしょうか。 この御製は、いまの私を鼓…

思ふこと 貫かむ世を まつほどの 月日は長き ものにぞありける

折にふれて 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 なんだか意味深な御製です。 思いを貫く 思いは届く 時間は待ってくれる・・そういうことかな? //

かしの実の ひとつ心に萬民 まもるがうれし 蘆原のくに

明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 「ひとつ心に」 大事な言葉だと思います。 戦後、あるいは戦前からなのでしょうか、 国民が心一つではない気がします。 戦前は朝日新聞社にソ連のスパイが入り込んで アメリカと戦争をするように過激…

よの中は たかきいやしき ほどほどに 身を盡(つく)すこそ つとめなりけれ

述懐 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 高貴な方からこういわれると、納得します。 みをつくし ・・・ドラマで流行った言葉でしたが、 この歌に入ると清らかな印象です。 我欲とか エゴ を感じないからでしょうね。 美しい言葉だったん…

まつりごと ただしき国といはれなむ もものつかさよ ちから合わして

述懐 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 まつりごと=政治 もものつかさ=政治家・官僚・役人 ちからあわせて。団結。 今の日本をまとめる言葉です。 陛下の下に、力を終結して正しい政道を貫く。 この御製をよむと、陛下が旗振り役のよ…

よもの海 みなはらからと 思ふ世に など波風のたちさはぐらむ

述懐 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 謎かけをしているように感じました。 有名な歌らしいですね。昭和天皇が開戦の際、この歌を引用されたとか・・・ はらから=兄弟 という意味。 日露戦争のときに歌っていると言う事は、 戦争をし…

あらはさむ ときはきにけり ますらをが とぎし剣の 清き光を

剣 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 いま、この本を年代順に読んでいるので ここ数日 明治37年、日露戦争開戦の年 の御製です。 剣 と 清い とは、反するものと思っておりました。 日本刀の「村正」など、ちょっと怖い伝説が残ってい…

國といふ くにのかがみになるばかり みがけますらを 大和だましひ

鏡 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 日露戦争へ備えての言葉でしょうか。 「いけー!殺せー!」ではない、 心を磨けと いわれている気がします。 じっとじっと備え、励んでいる様子を感じます。 この戦争は、心で戦ったのだと思いまし…

天地も うごかすばかり 言の葉の まことの道を きはめてしがな

明治37年 歌 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 重い御製です。 天地をうごかす、すごい・・・・ まことの道 とは? 明治天皇は、ずっとずっと模索し続けていたのでしょうか。 //

こらは皆 軍のにはに いではてて 翁やひとり 山田もるらむ

田家翁 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 日露戦争時です。 本当に不思議なんだけれども、天皇陛下はなぜ国民にここまで寄り添えるのでしょうか? それを本当に理解したい。 //

身にあまる 重荷車を ひきながら いそがぬ牛は つまづかずして

明治37年 牛 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 牛です。馬も以前出てきました。 動物が出てくるところが、昭和天皇とちがうところ。 昭和天皇は植物を愛したからかな・・・? この御製は、とっても深い意味を感じさせられます。 自分へのプレッ…

仇波のいづまりはてて 四方のうみ のどかにならむ 世をいのるかな

明治37年 海 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部 日露戦争開戦の年ですから、覚悟の年だったと思います。 日露戦争のときの、日本人全員の覚悟を想像すれば、 ものすごいものがあります。 全国民をあげての総力戦だったと思います。 このとき、日…