おてんと短歌 昭和天皇に返歌を送ろう
歌会始 木 昭和62年
わが国のたちなほりきし 年々に
あけぼのすぎの木は のびにけり
- 作者: 鈴木正男
- 出版社/メーカー: 展転社
- 発売日: 1995/10
- メディア: 単行本
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すなおーな歌です。若々しい木の事をうたってらっしゃるように感じます。
実は今日 佐賀県 武雄神社に1日はやく参ってきました。
武雄の大楠を見たかったのです。
この大楠に日本の弥栄を願いに行きました、が・・・
大楠、こわいです。木に畏敬を感じたのは初めてです。
写真も恐れ多くて撮れません。木、というか山全体の霊気が一点に集中していました。
これは大きすぎて日本の事は小さく感じましたので
「自然を、ありがとうございます」と申し上げました。
こちらの神社には 中国語と韓国語の表記がたくさんあって、韓国の歩く道のような
表示がありました。
驚きましたがご神木は 細かいことを気にしない気がします。国関係なく人間を見ている気がします。
そして、大東亜戦争時の ビルマ戦地で亡くなられた方の大きな慰霊碑がありました。
佐賀福岡の部隊が多かったのですね。補給路を断たれ18万人も亡くなって、白骨街道といわれるくらい
日本軍人のご遺体があったということ。イギリス軍が、餓死するまで降伏せずに武器をもって死ぬ日本人に驚愕したとのこと。
こちらも胸を打たれます。
木 のつながりで今日の御製を選んでみました。
そこで一句
木も山も へだてなく包む 民草を
ありがたきかな 身は小さきかな
神木も 陛下も 人をへだてることなく 包んでくれている気がします。
2016.2.9補足です
この あけぼのすぎの由来を見落としていました。
絶滅したて化石としてしか知られていたなった杉が実は生きて中国の奥地に生息していて、アメリカの古生物学者が 昭和24年に送ってくれたもの。
日本の学者が和名 あけぼのすぎと命名した。