夏駒 明治37年 明治天皇御製百首 東洋生命保険株式会社奉公部
あっつい夏の日なんでしょうね。馬もへばっている。
しかし、そのあと次の歌を見つけました。
暑しとも いはれざりけり にえかへる
水田にたてる しづを思へば
「しづ」とは身分の低い者のこと。
でも気を使ってますよ、身分が低いものに。
煮えかえる水田にて雑草とりでしょうか、猛暑日に働く民草を思えば
あついなんて言ってられないよ・・・
どうしてなんでしょう。明治天皇も昭和天皇も聖徳太子も身分が高いのに、
国民のことを考えてくれている。これが皇室が2600年続いた秘訣だと思うのです。
誰かの幸せを祈ることが自分の守りにつながる。