愛国短歌 国を愛する気持ちを短歌にこめて

ふるさと日本を大切に思う気持ちを表現したい。短歌は心のままを歌うもの。だから言葉を飾らず素直な気持ちで歌います。

今年のお題は 人 歌会始

数日前でしたが、今年の歌会始がありましたね。

お題は 「人」皇室の方々の歌を載せます。

 

天皇陛下

 戦ひにあまたの人の失せしとふ

島緑にて海に横たふ

 皇后陛下

 夕茜(ゆふあかね)に入りゆく一機若き日の

吾(あ)がごとく行く旅人やある

 皇太子さま

 スペインの小さき町に響きたる

人々の唱ふ復興の歌

 皇太子妃雅子さま

 ふるさとの復興願ひて語りあふ

若人たちのまなざしは澄む

 秋篠宮さま

 日系の人らと語り感じたり

外つ国に見る郷里の心

 秋篠宮紀子さま

 海わたりこのブラジルに住みし人の

詩歌(しいか)に託す思ひさまざま

 秋篠宮家長女眞子さま

 広がりし苔(こけ)の緑のやはらかく

人々のこめし思ひ伝はる

 秋篠宮家次女佳子さま

 若人が力を合はせ創りだす

舞台の上から思ひ伝はる

常陸宮妃華子さま

 人と人思はぬ出会ひに生涯の

良き友となり師ともなりなむ

 寛仁親王妃信子さま

 東北の再会かなへし人々の

笑みと涙に心やすらけく

 三笠宮家の彬子さま

 百歳をむかへたまひし祖父宮に

導かれこし人生の道

 高円宮妃久子さま

 「げんきです やまこし」といふ人文字を

作りし人ら健やかであれ

 高円宮家長女承子さま

 鳥たちの声に重なる原宿の

人の気配と日暮の合図

 高円宮家三女絢子さま

 出雲路へ集ひし人の願ひ事

縁の行方は神のみが知る

 

人 といってもたくさん出ますね。

で、昭和天皇の御製で「人」が入ったものをひとつご紹介します。

人の才(ざえ)を集めて 成りし 水(みな)底の

道にこの世はいやさかゆかむ

関門国道トンネルを見て 昭和33年

(人の才=ここでは科学技術のこと)

 

 

昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯

昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯

 

 

 

そこで、私も「人」を入れて返歌です。

 

人の心 いやさか導く 君のため

子らに引き継ぐ国体守らん

 

海底に走る関門国道。すごい技術です。技術は人の心が生みます。

それが国のためになり、天皇陛下もお喜びになります。民のためになるから。

この陛下との喜び 喜ばれる関係を 守り続けたいと思います。