愛国短歌 国を愛する気持ちを短歌にこめて

ふるさと日本を大切に思う気持ちを表現したい。短歌は心のままを歌うもの。だから言葉を飾らず素直な気持ちで歌います。

あいらしき はるとらのをは 咲きにほふ 春ふかみたる 山峡(やまかひ)ゆけば

もう1首あります

 

藤いろの やま瑠璃草は 山峡も

岨路(そばじ)に群れて いま咲きさかる

 

雲仙岳  薊(あざみ)谷2首 昭和36年、御年61才

 

寒いので、春を感じる御製を選んでみました。

 

雲仙岳の噴火が平成2年なので、このときはまだ雲仙はきれいな形だったと思います。

 

というのは私事ですが、むかーし大分県の九重に登ったとき、はるかに見える ミッキーマウスの耳のような二つの小さな頂上のある 山が 雲仙岳だと教えてもらったことがありました。

「あんな可愛い形の山、いつか登ってみたい・・・」と思いましたが叶う前に噴火。

犠牲者の方のご冥福を祈ります。

 

陛下のこの歌では かわいい ですね。

はるのとらのを と やま瑠璃草 は春の小花で普通ならば誰もが見過ごしてしまうような雑草の小花ということ。

春虎ノ尾(ハルトラノオ)

山瑠璃草(ヤマルリソウ)

昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯

昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯

 

 小さな命に目を向ける。陛下だからこそできる目線だと思います。

そこで返歌です

 

春の小花 小さき命の美しさ

君の歌に 詠まれる誉れ

 

 

お花って「私を見てみて~」と訴えている気がします。

きれいだね と声かけすると切花が長もちするというし。

見つけてくれて、ありがとう

花の気持ちで歌ってみました。