愛国短歌 国を愛する気持ちを短歌にこめて

ふるさと日本を大切に思う気持ちを表現したい。短歌は心のままを歌うもの。だから言葉を飾らず素直な気持ちで歌います。

昭和天皇へ短歌を贈ろう おてんと短歌 やすらけき 世を祈りしもいまだならず くやしくもあるか きざしみゆれど

昭和天皇は 生涯 沖縄へ行くことができませんでした。

亡くなる直前 昭和62年沖縄県での国民体育大会行幸されることが決まっていたけれど、同年秋腸のバイパス手術を受けられ、中止となりました。

 

手術後の御製です

 

思はざる 病となりぬ 沖縄を 

たづねて果たさぬ つとめありしを

 

なんだか 悔しそうな感情を感じます・・と思っていたら

次の年に くやし という言葉が入った御製が見つかりました。

 

やすらけき世を祈りしも いまだならず

くやしくもあるか きざしみゆれど

 

全国戦没者追悼式 昭和63年8月15日

 

今までの御製を見ると、歌によってご自分の心境を表しても

他者を動かそうとする 意図は感じられません。

なので、この くやし というのは 完全にご自身の祈りが足らないのではないかという 自分自身を鼓舞するような、歌です。

 

そこで返歌です

 

やすらけき 世を祈るのは 民も同じ

よりよき振る舞い 陰徳を積む

 

平和を祈るのは陛下だけの仕事ではありません。

国民も平和を祈り、陛下にできない行動を起こすことができます。

選挙に行って 日本のためになる政治家を選んだり

真実を見極めようと自分で調べたり。

それが陰徳(人知れず徳を積むこと)を積むことにつながると思うし、陛下も喜んでくださると思うのです。

 

 

昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯

昭和天皇のおほみうた―御製に仰ぐご生涯